ハラハラ・ロジハラ
直接的な法令定義なし(パワハラ規制と関連)
厚労省指針準拠
定義
ハラスメント・ハラスメント(ハラハラ)は、正当な業務指導をハラスメントと言いがかりをつける逆ハラスメント。ロジカルハラスメント(ロジハラ)は正論・論理で相手を精神的に追い詰める行為です。
種類・分類
ハラハラ(逆ハラスメント)
正当な指導・注意をハラスメントと申告し、管理職を機能不全にさせる
ロジカルハラスメント
正論・論理で相手を論破し続け、精神的苦痛を与える
具体的な事例(○ 問題なし / × ハラスメント)
×
業務上の正当な指摘に対して「それはパワハラです」と人事に訴える
正当な業務指導をハラスメントと申告することはハラハラです。管理職が指導を恐れる職場を作ります。
×
会議で毎回「論理的におかしい」と延々と反論し、相手を追い詰める
正論であっても、継続的に精神的苦痛を与えればロジハラです。「正しいこと=何でも言っていい」ではありません。
業務上のミスを具体的な事実と改善策とともに指摘する
事実に基づいた建設的なフィードバックは正当な指導です。
「パワハラかもしれない」と感じた言動を記録して相談窓口に伝える
ハラスメントを感じた際の記録・報告は正当な権利行使です。
事業主が講ずべき措置(厚労省指針)
1
事業主の方針の明確化と周知・啓発
ハラスメントの内容や、行ってはならない旨の方針を明確にし、管理・監督者を含む全ての労働者に周知・啓発する。
2
相談に応じる体制の整備
相談窓口をあらかじめ定めて労働者に周知し、担当者が内容や状況に応じて適切に対応できるようにする。
3
迅速かつ適切な事後対応
相談があった場合は事実関係を迅速・正確に確認し、被害者への配慮と行為者への措置を適正に行い、再発防止に取り組む。
4
プライバシー保護と不利益取扱いの禁止
相談者・行為者等のプライバシーを保護し、相談したこと等を理由とする不利益な取扱いを行ってはならない旨を定め、周知する。
5
原因・背景となる要因の解消
業務体制の整備など、ハラスメントの原因や背景となる要因を解消するために必要な措置を講じる。
被害を受けたときは(相談先)
はっきりと意思を伝える:「やめてください」と自分の意思を伝える。受け流すだけでは状況が改善しないことがあります。
会社の相談窓口に相談する:ハラスメントは個人ではなく会社の問題です。人事・労務の相談担当や信頼できる上司、労働組合にも相談できます。
労働局に相談する:会社で対応されない場合は、都道府県労働局 雇用環境・均等部(室)や総合労働相談コーナーへ(匿名可・無料)。
覚えておくべきポイント
「パワハラ」と言われることを恐れて管理職が指導できなくなることは組織にとって深刻な問題です。正当な指導を適切に行えるよう、管理職向けの研修が重要です。
出典:厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」および各ハラスメント防止指針(ポータルサイト「あかるい職場応援団」)を参考に作成。個別の該当性は事情により異なり、最終的な判断は専門家にご相談ください。
このテーマの診断を受ける →